「いま君に伝えたいお金の話」村上世彰氏を読んだ感想

おすすめ本

この本はところどころに漢字の横に
ふりがながあって、子ども向けに書かれた
本ですが中高年の私にもピッタリの本でした。

なぜピッタリか?

だって私の時代にはお金のことは
タブーだったから。

子供向けの本は学ぶことが多いです。
無理して難しい投資本を選ぶより、

・・・好きです。

いま君に伝えたいお金の話

いま君に伝えたいお金の話「サンマの値段」

中学生の時に習った需要と供給の話が
出てきます。サンマの例です。

需要とは、サンマが買いたい人の数
供給とは、サンマがお店に出回る数

私が20代のころはサンマは1本98円でした。
今は1本300円です。高級スーパーでは
1500円のところもあるそうです。

下のサンマをよく見てください(笑)
どこが違うでしょうか?

昔のサンマは大きくて値段が安い
今のサンマは小ぶりで値段が高い

モノの価格は「質の良さ」だけではなく
「数の少なさ」によっても決まります。

これを希少価値といいます。
いまは小ぶりなサンマですが、
出回るサンマが少なく欲しい人がある程度
いるため価格が高くなっています。

著者が君に伝えたいのは

お金にだまされないために、
生きていく力をつけるために
大事な3つのことです。

①計画的な消費 
 商品が本当に必要か?
 本当にサンマが食べたいのか?

②情報収集
 商品の価格がなぜ高いのか?
 地球温暖化や外国との取り合いで
 値段が高くなっている。


③優先順位
 限られた予算で何に価値を置くか?
 サンマを何本買おうかな。

村上世彰氏が何度も伝える大事なこと

お金は「稼いで貯めて回して増やす」ことが
大事と言っています。

回すとは自分のために使うこと
増やすことは投資することです。

日本人が持っているお金の半分は現金と
預金です。置いたままのお金を回してほしいのです。

お金の流れがせき止められては
意味がありません。

大事なのは循環です。人間が生きていく
ために血液が循環しているのと同じです。

君に伝えたいお金の使い方です。

・自立して生きるため
・やりたいことをやるため
・困ったときに助けてくれる
・人を助けることができる

私の感想 【いま君に伝えたいお金の話】

サンマの話を読んだ時、昔テレビで見た
「一杯のかけそば」を思い出しました。

貧しい生活の母と子供2人が
一杯のかけそばを3人で食べるんです。

誰かと分け合うとか譲り合うとか、

父がたい焼きを半分くれたり
父がタコが嫌いな私のためにたこ焼きの
タコだけ抜いて渡してくれたこと

してもらったことを思い出していました。

著者は自分なりの幸せのものさし
持ってほしいと言っています。

幸せは人と比べるものではありません。

あなたの心に中にある幸せの形です。

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