奥野一成氏『教養としての投資』の要約は「売らない株の探し方」

おすすめ本
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大切なものは手の届くところに。

木製のダイニングテーブルで
お茶を飲んだり、本を読んだり、
パソコンしたりするのだけど、

右横にはお気に入りの本棚があって、
時々本の存在を確かめながら、
大切な言葉を思い出すの。

「売らない株を買えばいい」

奥野一成さんの著書を紹介します。

奥野氏から学ぶ「売らない株」

【奥野一成氏とは?】
1992年京大法学部卒。
ロンドンビジネススクール、
ファイナンス学修士(Master in Finance)修了。
2003年に農林中央金庫入庫。2014年から現職。
バフェットの投資哲学に通ずる「長期厳選投資」を実戦。

売らない株の先には重要顧客がいる

著者は、
「永久に株式を保有できる企業に投資する」
ということを信条にしています。

本ではウォルトディズニーを例に、投資とは
「ミッキーマウスに稼いでもらうこと」
と言っています。

ミッキーマウスは、
かわいく、優しく、愛にあふれた存在で、
子どものときに、
親になったときに、
祖父母になったときに、

ディズニーランドに行ったり、
動画配信ディズニープラスを見たり、
世代を超えて愛される存在です。

この世代を超えてというところが重要であり、
3世代にわたり重要顧客がおり、
ミッキーマウスを愛する人たちが
ロイヤルカスタマーとなって利益を
永続的に生みだしているのです。

これが奥野氏の
「売らない株を買えばいい」につながってます。

いつでも見られる動画配信

本には書いていませんが、もうひとつの柱があります。
会いに行けるアイドルAKB48が流行った
時期がありましたが現在はいつでも見ることが
できるサブスクが生活の一部になってきました。

コロナ禍において行動制限があったときに

動画配信ディズニープラスは、
アメリカでサービスを開始し
急成長しました。現在の加入者数は
約1億5000万人で日本の人口より多くなっています。


会いに行くミッキーはディズニーランド
いつでも見られるミッキーはディズニープラス

2つの利益を生み出すビジネスモデルです。

著書から学ぶこと

①付加価値の高い産業
②圧倒的な競争優位性
③長期的な潮流

著書ではこの3つの視点を踏まえて
投資する対象を考えています。

①付加価値の高い産業、
②圧倒的な競争優位性は
ミッキーという付加価値があり、
ミッキーに代わる競争相手が
いまだ出現していないということです。

③長期的な潮流については、
とても分かりやすかったので、
ナイキを紹介していますね。

これから人口は増えていきます。
靴を履く人が増えるでしょう。
健康志向が高まれば運動する人も増えるでしょう。

「運動する時に靴を履くのをやめる」

そんな人はまだいません。

売らない株を買えばいい。

株を探す手助けをしてくれる本です。

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