為替・円安・FXの最高の勉強本

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FXという旅館があるならば、松崎氏は「FXの名物女将」ではないでしょうか?

この人は
プロの経済評論家と話をしても、
素人の個人投資家と話をしても、
近所の年配の人と話をしても、
きっと納得のできる説明をするはず。

ラジオNIKKEIで何度も聴きました。
とにかくおもしろい人柄と説得力のある解説が魅力です。

書誌情報

タイトルFXファンダメンタルズの強化書
著者松崎 美子
出版社自由国民社
発売日2023年10月5日

松崎美子さんからFXを学ぶ

ファンダメンタルズ

松崎氏が大切にするのはファンダメンタルズ(fundamentals)です。
「経済の基礎的条件」のことを言いますが、もう少し解説すると、

経済の基礎的条件
・各国・地域(EU)の中央銀行の金融政策
・各国・地域の長期金利、短期金利
・さまざまな経済指標
・政治情勢や要人の発言
・戦争・紛争などの地政学リスク
・災害や天候など


FXの「ファンダメンタルズ分析」とは、これらすべての中から分析対象を選択し、為替の動向を予測する手法になります。

特に松崎氏は「中央銀行の金融政策」を最重要としています。

為替のトレンドを作るもの

ドル円やユーロ円がどちらかの方向に動いているのか?
それには、さまざまな考えが混ざって作り上げられますが、
主にあげれば下記の表です。

つまり、
世界の景気が上向きなのか、下向きなのか?
アメリカの金利は高いのか低いのか
新興国の金利は高いのか低いのか?
金融政策は利下げの方向に向かうのだろうか?
え?利下げって思っていたのに、利上げするの?

それらが混ざり合いトレンドを作っていきます。

為替の方向を予測する力をつけるために

「あなたも予測してみたら?」間違ってもいいじゃない。

例えば、

経済が停滞してきたとします。
何をもって停滞と言えるのでしょうか?
それは

経済の停滞とは・・・
・節約するようになった。
・消費が減った。
・サービスや製品が売れなくなった。
・企業が人を増やさなくなった。

このようなことが起こると、雇用市場に不安が生じ政策金利を引き下げようとします。

例えば、アメリカでは
コロナ禍の時に、急に物やサービスが止まり、
消費が減り、失業者が増えたので金利を引き下げましたよね。

著者から学ぶもの

オルカンやS&P500など米国株へ投資をしている人でも、
為替がどんな理由で動いているのかを知っておくと、
経済ニュースが楽しくなると思いますし、
FXをしている人であれば、各国の政策内容やその時々のファンダメンタルズの動向を
知った上でやるに越したことはありません。
発表のタイミングを狙った取引も選択肢の1つになるでしょう。

つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの

あいだみつを

私が転ぼうが、あなた知ったことじゃないでしょ?
予測が外れたからってどうってことないの。大事なのは行動力よ。

松崎さん、いつもありがとう。
時々ラジオNIKKEIにゲスト出演しています。

女将の話を聴いてみて、絶対楽しいから。


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