株式投資の不滅の真理とは?「ウォール街のランダム・ウォーカー」バートン・マルキール著の要約・感想

おすすめ本

50年前に出した名著は
本当に今でも正しいのか?

『生類憐みの令』の綱吉くんだって
私が子供だった頃は庶民を苦しめた
嫌なやつだったけど、

今の教科書では動物を愛した
良いやつに変わっている。

ねぇ、ちょっと疑ってみたくならない?

疑っても著者の主張は変わらない。

ウォール街のランダム・ウォーカーは
50年前に出版してから13回も改訂された名著
です。そして著者の主張はずっと変わらず、

『インデックスファンドを買う』ことです。

ちなみに投資の名著と言われる
チャールズ・エリス氏の「敗者のゲーム」は
8回改訂されています。

インデックスファンドを買う3つの理由

本で書かれているインデックスファンドを
勧める理由を3つ紹介します。

(1)株価はランダムウォーク
ランダムとはでたらめで将来の動きや方向を
予測するのは不可能であると言っています。

(2)テクニカル分析
テクニカル分析は過去のデータに基づいている
ため、全員が同じデータを使って同じように
動けば利益は限定的になります。
またトレンドが形成される前に予測して
動くことは難しいと指摘しています。

(3)ファンダメンタル分析
企業の将来を予測するための要因(売上、
コスト、税金、資金調達など)が複雑
であり、
すべてを的確に予測することは現実的には
難しいという点です。


分厚い本から何度も出てくる著者の主張は、
著者はインデックスファンドを
「買って、売らない」です。

「バイアンドホールド」を推奨しています。

私には納得できないものがある

私は納得できないのです。

「あなたは平均より上回ることができない?」
って言われたらはどう思いますか?

「夢も希望もない。」って思いませんか?

平均点というのは楽しくないのです。

ですが、著者はちゃんと分かっています。
ほとんどの投資家は単純なランダム・ウォーク
理論だけでは納得できないと言っています。

「市場平均より上回ることができない」と
「6歳の子供にサンタクロースはいない」は

同じ。

著書では市場平均に勝つためのルールも
示しています。

インデックス投資を継続したい人は、
動機付けとして、夢と希望を持って平均を
上回りたいという人はレベルアップとして
読んでみてはと思う本です。

著者は90歳過ぎてまだお元気のようです。
私も90歳になっても元気でいたいです。

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